「スマイル4」リリース記念
SPECIAL INTERVIEW
5月10日にニューミニアルバム「スマイル4」を発売するD.W.ニコルズ。前作「スマイル3」から約1年。満を持して発表されたニューアルバムについて、そして新ドラマー萬玉あいについて、鈴木健太の実兄(フリーライター)がメンバーへ直撃インタビュー!!
──ついにニューアルバム「スマイル4」発売ですね!おめでとうございます!
一同 ありがとうございます!
──新メンバー、ドラムの萬玉あいちゃんが加わって、初めてのアルバムですね。今回は、曲のことだけでなく、あいちゃんのことについてもいろいろ聞きたいと思います。早速ですが、あいちゃん加入の経緯を教えてください。
だいすけ りっちゃんの脱退が決まって新しいドラマー探しをしているときに、俺たちが求めている条件を満たしたピッタリの存在ということで、俺たちから「一緒にやろうよ」って誘ったんです。
──へえ~、スカウトされたわけだ。その条件というのは?
だいすけ まずは、正式メンバーになれる人を探していたので、ほかのバンドに所属していないフリーであること、女性であること、そしてコーラスが上手いことの3つです。
──なるほど。あいちゃん側はすんなりOKだったんですか?
あい はい。私、もともと一方的にニコルズのファンだったんです。だから、憧れのバンドに誘われて「私なんかがニコルズに加入して大丈夫なのかな」という戸惑いはありましたが、やってみたいという気持ちのほうが勝ちました。
──最初はいちファンだったんですね。みんなは、ドラマーとしてのあいちゃんのことはどうして知っていたんですか?
まなん 以前あいちゃんがニコルズのライブを見に来てくれたときに「バンドやってるんです」って音源を貰っていたし、当時のあいちゃんのバンドが東京でライブをしたときに、私は見に行ったりもしています。
健太 そして一昨年ごろ、大阪でのイベントに誘われて、対バンしたんだよね。そのときの印象がとてもよかった。
だいすけ とはいえ、その程度しか知らなかったから、実際は一緒にスタジオに入ってオーディションみたいなことをしました。
──それで即決?
健太 はい。ビート感とかテンポ感、音色なんかがよかったのはもちろんだけど、すごくニコルズの音楽を理解していて、彼女となら「一緒に音楽を作っていけるな」って感じました。
──「理解している」というと?
健太 スタジオでは4~5曲合わせたんですが、練習してくるとはいえ、りっちゃんのドラミングを完全コピーするわけじゃない。そのコピーでない独自の部分が全部「正解」だったって感じ。「それはナシだろ」っていう部分がひとつもなかったんですよね。
まなん 最初からすごい馴染んでた。ニコルズのいいところをよく知っていて、「ニコルズが好きなんだな」っていうのが伝わってきました。
だいすけ さらに、あいちゃんは歌詞を手書きでノートに書いてきて、それを見ながらドラムを叩いていたんだけど、俺もいつも同じことをやっているので、「ああ、この子なら大丈夫だな」って思ったの。
──あいちゃんはどうでした?
あい 私は必死だったので、みんながどうだったとかわからないんですが、「ああ、ホンマにニコルズとやってるんやぁ」って、すごく楽しかったのは覚えています。
──メンバーから見て、あいちゃんはどんなドラマーですか?
健太 出しゃばらずにオトナな感じで叩きつつ、曲のなかで一瞬、輝きを放つドラミングができる。周りを立てられるドラマーですね。
まなん 私は難しいことはわからないけど、既存の曲を改めて「いい曲だな」と思わせてくれるので、とてもワクワクします。
だいすけ 平均年齢を下げてくれる!
一同 たしかに!(笑)
だいすけ でも冗談抜きで、ニコルズに新しい風を吹き込んでくれる存在。10年も一緒にやっていると、どうしても考え方が固まりがちだけど、俺たちの固定概念をぶち壊してくれるんです。あいちゃんの加入で、俺たち、もっともっと成長できるんだって改めて確信できました。
──それは楽しみです。では引き続き、ニューアルバムについてもお聞きしていこうと思います!