HISTORY

【20XX年】

ソングライターのわたなべだいすけがひとりで歌をつくりはじめる。アコースティックギターを持ち、東京都内で弾き語りライブを行うようになる。


【2005年】

8月 四谷天窓でドリンク係のアルバイトをしていたまなんが、わたなべの弾き語りライブを観て「バンドでやろう!」と声をかける。わたなべは高校時代の同級生ドラマー今井俊之を誘い、D.W.ニコルズを結成。スリーピースで都内でバンドとしての活動を始める。

バンド名は、わたなべだいすけのイニシャルがD.W.であることからC.W.ニコル氏を連想。自然を愛するニコル氏に共感と敬意をもってD.W.ニコルズ と命名。(C.W.ニコル氏公認)。

またこのとき、サイゼリヤ(イタリアンファミリーレストラン)で話し合っていたため、メンバーの好きなサイゼリヤのメニューである「肉サラダ」がもう一つバンド名の候補として上がっていたという。とんでもない話である。

10月18日 西荻窪w.jazにて初ライブ。初ライブにもかかわらずツーマンライブだったため持ち時間を持て余し、半分はわたなべソロでライブを行った。


【2006年】

8月 「世界王者」「ライター」「キューバリバー」3曲入りのCDを自主制作し、ライブ会場で販売を始める。わたなべがそのCDを持って全国のFM局をアポなしで回るという無謀な旅に出る。ほとんどの局で門前払いをされた。

その間、まなんがライブハウスで観たギターの鈴木健太を勝手にスカウト。それぞれが3人編成での表現に限界を感じてはいたが、その独断による行動にわたなべ、今井は驚く。

当時、自身のバンドやサポートなどで忙しぶっていた鈴木は断ろうとしたが、わたなべの詞と曲に感銘を受け、まずはサポートメンバーとして加入。4人編成となる。

9月 鈴木は加わると音楽的リーダーシップを発揮、「作詞・作曲:わたなべ、アレンジ:鈴木」 という形が出来上がる。新しい曲がどんどん生まれていく。

10月17日 Zher the ZOO YOYOGIにて、鈴木加入後初ライブ。奇しくもD.W.ニコルズの初ライブから丸一年の前日であった。

都内での活動の幅を広げていく。バンド界隈での評判を上げ、様々なイベントにも呼ばれるようになり、少しずつファンが増えていく。


【2007年】

3月 初代ドラマーの今井俊之が脱退。ライブ活動が活発化し活動の幅を広げていく中、音楽活動に対するスタンスの違いが原因であった。今井は脱退後もメンバーと良好な関係を続け、ライブにもちょくちょく足を運び続けている。
今井の脱退と同時に、鈴木、まなんの共通の友人でもあり、鈴木とはバンド・メイトでもあったドラムの岡田梨沙がサポートに加わる。

以後、様々なイベントに呼ばれるようになり着実にファンを増やしていく。

7月 「愛に。」「フォーリーフクローバー」2曲入りの自主制作CDを発売。飛ぶように売れる。

9月 ともに活動していくうちにD.W.ニコルズの音楽にどっぷりと惚れ込んだ鈴木、岡田が正式メンバーとして加入。もしバンド名が「肉サラダ」だったら加入は無かっただろうと言われている。

10月 初めての関西ツアー(京都、大阪、神戸)を敢行。

11月 初めての自主企画イベント「太陽のこどもたち」を下北沢mona recordsで開催。岩崎愛、アンコールアワーズとのスリーマン。


【2008年】

1月23日 初の全国流通盤となる6曲入りミニアルバム『愛に。』をnanilani recordsより発売。
ほとんど無名なバンドのリリースということで各CDショップの入荷枚数は多くなかったため、入荷日に完売となる店舗が続出。リリース日には店頭にCDが無い店舗も少なくなかった。「ナメられてる」と憤慨するメンバーもいたらしい。

リードトラックである「愛に。」がラジオでOAされたことをきっかけに各方面で話題を呼び、ミニアルバムが各インディーズチャートでランクイン。インストアライブも大盛況。下北沢にあったCDショップ「ハイライン・レコーズ」でのインストアライブは店の外の道路まで長蛇の列ができ 、メンバー一同驚く。AppleStoreでインストアをやったらイケてるのでは?という謎の発想から、渋谷・心斎橋のAppleStoreでもインストアライブを行った。

これをきっかけにバンドはどんどん勢いを増していくことになる。

C.W.ニコル氏に表敬の手紙を送り、「D.W.ニコルズ」のバンド名で活動していくことについてお伺いをたてる。激励の言葉とともに了承をいただき、めでたくC.W.ニコル氏”公認”バンドとなる。

10月1日 初ワンマンの開催を記念したiTunes Store限定シングル『太陽のこども』を配信リリース。鈴木が初めてウクレレをレコーディングで用いた楽曲となった。

11月 初のワンマンライブを下北沢CLUB Queにて開催。チケット発売1週間でめでたくソールドアウト。この日、メンバー全員の親がオールスタンディング・すし詰め状態のCLUB Queでライブを観覧。親同士、挨拶を交わした。

下北沢を中心に活動していたが、ここから徐々に活動を全国規模へと広げていく。


【2009年】

この年から毎月25日を「ニコルズの日」と勝手に制定。”WAY25”と称して、自主企画イベントやポッドキャスト、Ustreamの配信など、様々なことを発信していくようになる。

1月25日 代々木Zher the ZOOにて自主企画「WAY25 Route1」を開催。セカイイチ、LOVE LOVE LOVEを迎えてのスリーマン。

2月25日 2ndミニアルバム『春うらら』をavex傘下のインディーズレーベルより発売。各CDショップで試聴機やモニター付きの平台まで使用されての大展開となる。

3月〜4月 初めての全国ツアー“うららかツアー”を全国8ヶ所にて行う。ファイナルは下北沢CLUB QUEワンマン。ファイナルのワンマンではTシャツ付きチケットであった。

6月25日 代官山UNITで開催した自主企画ライブ“WAY25 Route QUIP magazine”で、メジャーデビューすることを発表。思ったほどの盛り上がりが無く、メンバーは少し落胆する。当時はインディーズのバンドを応援したいというファンが多く、メジャーデビューをアンチとする向きもあった。ライブはメレンゲ、tobaccojuiceとのスリーマン。

9月9日 シングル『マイライフストーリー』でavexのbinyl recordsよりメジャーデビュー。2009/9/9の「サンキューの日」に因んでこの日をメジャーデビュー日に選んだ。タイトル曲「マイライフストーリー」は、わたなべがかねてよりのファンだった”ゆず”のプロデュースを手がけた寺岡呼人氏のプロデュース。
「マイライフストーリー」が全国31のラジオ局でパワープレイを獲得。わたなべはその全てのラジオ局をキャンペーンで回り出演した。
リリース記念イベントは、インディーズ時代からよく出演していた下北沢mona recordにて開催。C.W.ニコル氏がライブ観覧に訪れ、念願の初対面を果たす。「音ガ大キイネ、デモ歌詞ガイイネ!ハーモニーモ素晴ラシイ!」と言われる。
リリースツアー”はじまりのツアー”を全国5ヶ所にて開催。


【2010年】

1月20日 ミニアルバム『春風』を発売。初のTV地上波タイアップとなったタイトル曲「春風」(プロデュースは寺岡呼人氏)は、以後、毎年春になると全国のラジオで大量オンエアされる春の定番曲となる。

1月~2月 全てインストアライブのツアー”どこでもライブツアー~春風に乗ってどこまでも~”を~全国13ヶ所で開催。全国のショッピングセンターなどでのインストアライブを中心としたツアーを行う。会場にはイオンモールが多く、イオンモールのバックヤードの作りをだいたい把握するほどイオンモールに出入りする。

4月 鈴木のレコード連載「D.W.ニコルズ・健太の『だからオリ盤が好き!』」が音楽情報サイトBARKSにて連載開始。

4月7日 1stフルアルバム『ONELBUM』を発売。膨大な数の曲のストックがあったため、2009年9月のメジャーデビューからハイペースなリリースを行った。
リード・トラック「B.D.K.」は、漫画原作の某超人気アニメのタイアップ曲の予定だったが、直前に某大物芸能人の息がかかったアイドルに権力でかっさらわれるという不運に見舞われる。しかしメンバーは腐らず「そんなもんでしょ」と地に足をつけた活動を決意。実際、そんなことはよくあることである。

5月 今はなき音楽雑誌Quip magazineのvol.60にてD.W.ニコルズが表紙を飾る。それ以後バンドとして雑誌の表紙を飾る機会は巡って来ていないが、メンバーは決してこれが最初で最後ではなかったと信じている。

7月 わたなべがメインパーソナリティをつとめるラジオプログラム“ラジオのおじさん”がK-mix、FM徳島、FM群馬の3局でスタート。

7月14日 イオン九州のサマーバーゲンのTVCM曲に起用された「チャールストンのグッドライフ」の1曲入りシングルを九州イオンモール限定で発売。この楽曲自体は2ndフルアルバム『ニューレコード』に収録されるが、このシングルはアルバムのものとは全く違う録音となっている。

8月 イオン九州のインストアライブツアーを行う。夏休みとは言え、平日昼間にイオンモールで連日アコースティックライブを行うという、なかなかシビれる環境のツアーにメンバーのメンタルは相当鍛えられた。

8月14日 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZOに出演。初の大型野外フェスへの出演を果たす。以降、夏フェスやイベントへの出演が増えていく。

10月20日 シングル『一秒でもはやく』を発売。この楽曲は元々『ONELBUM』の収録候補曲だったところ、レーベルサイドより「この曲は絶対にドラマか映画のタイアップを取るから!」との強い要望でストックされていたが、結局ついたのは「しろつく」という携帯ゲームのタイアップで、メンバー一同驚き(落胆)を隠せなかった。MVにはC.W.ニコル氏が八百屋の店主役で友情出演。D.W.ニコルズとC.W.ニコル氏の共演がスポーツ紙に取り上げられるニュースとなった。

11月 メジャーデビュー1周年を記念したツアー“ONENNIVERSARY TOUR ~あらためまして、こんにちは。~”を全国9ヶ所で行う。ファイナルは渋谷クラブクアトロワンマン。東・名・阪の公演こそは満員御礼となったものの、地方公演ではチケットの売れ行きは芳しくなく、現実の厳しさを痛感したツアーとなった。特に広島公演、高松公演は現在も語り草となっている。

12月 『JAL ホノルルマラソン2010』のオフィシャルアーティストに起用され、オフィシャルソングとして『B.D.K.』が選ばれる。大会開催期間中にはホノルル・ワイキキシェルにて開催されたイベントにてライブを行い、バンド史上初の海外ライブとなった。メンバー自身もマラソンに参加、42.195㎞を完走!
この経験を元に「ホノルル」「same day same place」の2曲を制作、翌年(2011年)のホノルルマラソンのオフィシャルソングとして使用された。


【2011年】

1月26日 アナログレコーディングにて制作された2ndアルバム『ニューレコード』を発売。メジャーを経験した上での様々な葛藤、音楽に対する思いの込められた、「J-ロックの金字塔」を目指した作品。i-Tunesなど配信が台頭していく中で、敢えてアナログな手法や手触り耳触りにこだわった。
DVD付きバージョンには、2010年のONENNIVERSARY TOURの東京公演、渋谷クラブクアトロのライブ映像が収録された。

2月 日本テレビ音楽番組「ミュージックドラゴン~音楽龍~」にてTV地上波デビューを果たす。

3月11日 三軒茶屋のレコーディングスタジオにて東日本大震災、その日の作業は中止。交通機関の麻痺により身動きが取れない中、レコード会社スタッフと契約継続についての話し合いを行い、binyl recordsを離れ自主で活動していくことを決断。色々な意味で忘れられない日となった。

3月~ ”最新記録ツアー2011”を全国6ヶ所で開催。東日本大震災直後のツアーで、出発の際もガソリンの供給不足が続いており、機材車のガソリンがギリギリの状態だった。初日の新潟公演は延期され振替公演となったが、全公演行った。

8月 かねてより親交の深いスリーピースバンド"鶴"と、合体バンド"2526~ニコツル"を結成。東京、札幌、神戸の三都市でワンマンライブを行う。

10月25日 4曲入りシングル『グッデイ』を、自主レーベルhaleiwa recordsよりタワーレコード限定で発売。結成当初からライブの定番曲で音源化を熱望されていた「グッデイ」がついに音源化。「グッデイ」とカップリング曲「ピアノ」は前作に続きアナログレコーディングで制作。”mahalo track”として『JAL ホノルルマラソン2011』の日本オフィシャルソング「ホノルル」、同テーマソング「same day same place」を収録。

11月 初の全公演ワンマン公演となるツアー”それいけ!ワンマンマンツアー”を全国9ヶ所にて行う。再びアナログレコーディングで制作されたミニアルバム『WAY25 e.p.』をこのツアーからライブ会場限定発売。ツアーファイナルは渋谷クラブクアトロ。


【2012年】

4月 自主企画イベント“サイトシーイングシリーズ”スタート。その名の通りサイトシーイング(観光)と題して、親交の深いミュージシャンと一緒に各地の街を訪れてライブと観光をするというイベント。これまでに、大阪(w/LOVE LOVE LOVE)、京都(w/サクラメリーメン)、浜松(w/磯貝サイモン)、仙台(w/おとぎ話)、札幌(w/シュリスペイロフ)で開催。

8月1日 両A面のコンセプト・シングル『ブラウンシュガーマミー / カフェオレさん』を発売。「カフェオレさん」では今やニコルズのライブでも定番となり、グッズ化された楽器「カズー」が初めて使われた楽曲となった。
アートワークはわたなべの同郷の先輩であるハナイユウスケ氏が手がける。また、”特殊紙ジャケ/特殊帯/DVD付き”という、シングルの採算度外視の仕様が事務所内で物議を醸したが、マネージャー&メンバーが一丸となり強行突破して発売に漕ぎつけた。そのDVDには、MVに加え、スタジオやレコーディング、MV撮影時などの映像をわたなべが編集したおもしろオフショット集も収録されている。

8月21日 所属事務所社長のボビー湯浅が急逝。メンバー一同途方に暮れそうになるが、その遺志”ボビーイズム”を胸に、活動を継続していくことを決意。

10月3日 ミニアルバム『I like you』発売。タイトル曲「I like you」のMVはわたなべが発案し監督を務め、日大芸術学部放送学科卒業の手腕をここにきて初めて発揮する。CDジャケットを始めとするアートワークの写真はすべて東日本大震災のチャリティー活動を通じて交流を深めた、写真家・平間至 氏による撮影。筑波山を登山し撮影を行った。

11月 ワンマンツアー”I like you TOUR”を全国9ヶ所で開催。メンバーがそれぞれ富士フイルムのフィルムカメラ「NATURA」で撮影した写真や文章を用いたフォトブックに、アコースティック演奏の楽曲5曲を収録したCDが付属した、CD付きフォトブック『ナチュラル』をライブ会場限定で発売。録音とMIXは鈴木が行った。ツアーファイナルは渋谷クラブクアトロ。


【2013年】

1月 JANBORiii STATIONにてweb番組『D.W.ニコルズのナマステ』が月1回のレギュラー番組としてスタート。

2月 “Seat back & Relax Tour”を全国8ヶ所で開催。楽曲の良さをより近くで、同じ目線の高さで、そしてリラックスできる環境で楽しんで欲しいという思いを込め、カフェを中心とした全会場席有りのツアーを行う。後に「席あり」ライブがスタンダードとなるニコルズだが、この頃はオールスタンディングでのライブが当たり前であった。メンバーもファンもまだ若かったということかもしれない。「席あり」ライブのきっかけとなったのがこのツアーであった。

3月31日 新木場STUDIO COASTにて開催された、急逝した所属事務所社長・ボビー湯浅の追悼イベント~“ボビーフェスティバル~VERY BEST OF CHOCKYU~”にて、遺族への寄付を目的としたライブ会場限定CD『41』を発売。

6月 “Seat back & Relax Tour”の集大成として、初めての全席指定コンサート“Seat back,Relax & Enjoy the show!”を渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催、ソールドアウト。アコースティック編成とバンド編成による2部構成で行われたこの日のライブで、EMI Records Japanから再メジャーデビューすることを発表。たくさんのミュージシャンたちに希望を与える。

またこの公演中、会場サイドの設備トラブルによりメインスピーカーから音が出なくなるという事態が発生。約45分の中断を余儀なくされた。それでも復旧できず続行不可となりかけたが、続行を強く希望するメンバーの発案で、モニタースピーカーを放棄、それらをすべて外側へ向けてメインスピーカーの代わりにすることでライブを続行しトラブルを乗り切るという伝説のライブとなった。

9月〜10月 アルバム発売直前ワンマンツアー“WAY TO SUNRISE TOUR 2013~ボクたちこれからE-KANJI!~”を全国7ヶ所にて開催。ツアーファイナルは渋谷CLUB QUATTRO。

10月9日 3rdフルアルバム『SUNRISE』をEMI Records Japanより発売。
リード・トラック「ありがとう」が『首都圏ラジオ7局スーパープッシュ』に選ばれ、ラジオを中心に大量オンエアされる。また「ニューデイライジング」がABC朝日放送「おはようコールABC」のテーマソングとなり、以後関西方面で長期に渡り毎日早朝流れることになる。


【2014年】

1月 “D.W.ニコルズ SUNRISEリリース記念 2014ニューイヤーコンサート”と題し、”in TOKYO”の東京公演は東京グローブ座にて、”in OSAKA”の大阪公演は梅田Shangri-Laにて、ワンマンライブを開催。東京公演はニコニコ生放送で生配信された。満員御礼で新年の幕を開ける。

この“ニューイヤーコンサート”は以後、毎年恒例となる。

3月 ダイスケ・ニコルとケンタ・ニコルによるネオ・カントリー・フォーク・デュオ「スーパーニコルブラザーズ」結成。4月には葉山、吉祥寺にて「ホームタウンツアー」を、5月には大阪、名古屋にて「ウェストサイドツアー」を、全てワンマン公演にて開催。8月にはRISING SUN ROCK FESTIVAL in EZOへの出演も果たす。

6月 ミニアルバム『スマイル』をEMI Records Japanより発売。D.W.ニコルズの新しい世界を広げたこのアルバムこそがニコルズの代名詞!ということで、以後ミニアルバム『スマイル』はシリーズ化されていく。

収録曲「フランスパンのうた」は各方面で反響を呼び、FM802朝の番組「DASH FIVE」では長期にわたりほぼ毎日OAされ、後に公開されたMVの面白さと相まって、期せずしてニコルズの人気曲として欠かせないものとなった。

レコーディング・エンジニアには古賀健一氏を起用。それまでは大御所のエンジニアと制作していたが、同世代のエンジニアと意見をぶつけ合い、コミュニケーションをとりながら制作してみたいという意図で、再び伊豆スタジオにて合宿レコーディングで制作に取り組んだ。お互い意気投合し、以後ほとんどの作品の制作を古賀氏と行うようになる。

6〜7月 リリースワンマンツアー”スマイル大作戦!”を全国7ヶ所で開催。東京公演は再び渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催しソールドアウトとなる。

このツアーで、初のDVD作品となる『スマイル盛り合わせ』をライブ会場限定で発売。このDVDには『スマイル』をレコーディングした伊豆スタジオでのスタジオライブが収録された。また、このツアーと並行して、トーク&アコースティックライブを小さな会場でゆったりと行う「スマイルプチ作戦」もゲリラ的に開催。

8月 2度目となるRISING SUN ROCK FESTIVAL in EZOに出演。この夏は様々な野外イベントへ出演した。

9月 2012年より月1レギュラーで放送していたJAMBORiii STATIONのweb番組「D.W.ニコルズのナマステ」が最終回を迎える。各メンバーが撮影したバージョンがある「カレーのルウ」のMVや、話題沸騰となった「フランスパンのうた」のおもしろMVはこの番組内で制作された。

10〜12月 渋谷eggmanにてチケット代1000円のワンマンライブ「スマイルお試し大作戦!」を3ヶ月連続で開催。全てソールドアウト。11月には大阪・梅田Shangri-Laでも開催。
10月8日に行われた第1回公演では、日本テレビ「誰だって波瀾爆笑」のために書き下ろした「波瀾爆笑」の会場限定シングルを発売。カップリングには“スマイル大作戦!”の東京公演のライブ音源5曲が収録。またこの日は満員のオーディエンスとともに『スマイル2』に収録される「ローリン ローリン」のMVを撮影。9月末に徳島で歯を折った鈴木は差し歯が間に合わず、歯が欠けた状態での収録となった。
12月2日の最終公演は、後にニコニコ生放送でメンバーの解説付きで配信された。

12月 テレビ東京「音流~On Ryu~」の番組企画でわたなべのサスペンダーを買いにいくロケを実施。わたなべが上野にあるベルト専門店で赤くて太いサスペンダーを買ってもらう。『スマイル』の頃からサスペンダーをトレードマークとしていたわたなべだが、これをきっかけに、普通のサスペンダーではない「赤くて太いサスペンダー」がわたなべのトレードマークとなる。

12月10日 ミニアルバム『スマイル2』リリース。制作当初はタイトル未定だったが、出来上がった作品を聴いて、『スマイル』シリーズ第2弾として『スマイル2』とすることに満場一致で決定した。購入特典として、店舗別に未発表音源入りのCDやステッカー、バッヂなどをつけるというプロモーションを行った。


【2015年】

結成10周年を記念してオフィシャルファンクラブ『スマイルの森』発足。当初は1年間限定でのスタートだった。

1月 東京日本橋三井ホールと大阪BIGCATにて “D.W.ニコルズ 2015ニューイヤーコンサート”を開催。満員御礼の大盛況。記念すべき結成10周年YEARの幕開けとなる。この模様は初のライブDVDとなった。

4月 わたなべがシンガーソングライターのkainatsuと共にメインパーソナリティーを務めるラジオプログラム「LIFE! LIFE! LIFE!」が静岡エフエム放送K-mixにてスタート。毎週金曜日に生放送のため、以後金曜日にライブができなくなることと引き換えに、わたなべが“静岡のスター”への階段を上り始める。

4月6日 D.W.ニコルズの結成10周年を記念したオールタイムベストアルバム、ベスト オブ D.W.ニコルズ『LIFE』をUNIVERSAL MUSICより発売。収録された新曲「LIFE」では、ニコルズをインディーズ時代からTVやラジオ等で取り上げてくれていた亀田誠治氏によるプロデュースが実現した。

5月~6月 鈴木がロック界の大御所、甲斐よしひろ氏(甲斐バンド)のツアーに参加。トラディショナルフォークをテーマとしたアコースティック編成でのバンマス的存在となり、このプロジェクトに必要不可欠になったことで以後毎年ツアーに参加することとなる。その期間ニコルズの活動への影響が出るが、音楽的収穫も非常に大きく、以後もこの期間は鈴木不在で活動していくことになる。

6月〜7月 結成10周年記念ワンマンツアー“痛快!ニコニコLIFEツアー”を全国10ヶ所にて開催。ファイナルは渋谷TSUTAYA O-EAST。

9月 おしゃれなお店でのアコースティックライブをコンセプトとしたワンマンライブ「おしゃカフェサマー」を、神戸ROUGH RAREと徳島14gにて、「おしゃ靴サマー」を奈良の靴屋さんNAOT NARAにて開催。全公演即完売となる。

10月 結成10周年の感謝の気持ちを込め、チケット代1000円のワンマンライブ「感謝の1000円ブリッツ!」を赤坂BLITZにて昼夜2公演行う。このライブで、C.W.ニコル氏のアファンの森でフィールドレコーディングにより制作されたシングル『ハッピーラッキーデイ』をライブ会場限定で発売。この作品はC.W.ニコル氏とアファンの森の木々や動物たちの希望により、生楽器のみで録音され、タイトル曲は鈴木が初めてバンジョーを用いた楽曲となった。MVもアファンの森で撮影された。

10月〜12月 カフェ、ライブハウス、多目的ホールなど、多種多様な会場で自由にライブするというコンセプトのワンマンツアー“ハッピーラッキー大作戦!”を全国16ヶ所にて開催。音響機材を買い揃え、音響機材のない会場では機材を全て持ち込んでライブをするというDIYスタイルのツアーを行なった。

この年、ツアーだけでなく、大型野外フェスや多種多様なイベントに多数出演。

VIVA LA ROCK、GREENROOM FESTIVAL、MONSTER baSH、OTODAMA、ROKKO SUN MUSIC、PHOENIX ROCK FEST.、GO OUT JAMBOREE、GO OUT CAMP、YATSUI FESTIVAL、MINAMI WHEEL、TREASURE 05Xなど、全国各地にひっぱりだことなり、年間のライブ本数が初めて100本を超えた。


【2016年】

1月 毎年恒例となったニューイヤーコンサートを東京グローブ座、大阪BIGCATにて開催。例年通り大盛況の満員御礼となる。

昨年(2015年)1年間限定で開設されたファンクラブ「スマイルの森」が予想以上の大好評となり継続が決定。

3月 初のファンクラブ限定ライブを大阪にて開催。リクエスト投票によるライブを行う。

3月30日 2014年秋より毎回出演している、雑誌「GO OUT」主催のキャンプフェス、GO OUT JAMBOREE、GO OUT CAMPのために書き下ろしたテーマソング「GO OUT」を配信限定リリース。

4月 ミニアルバム『スマイル3』発売。それに先行する形でリリースワンマンツアー“スマイル大大大作戦!”スタート。イベント出演やインストアライブなどを挟みながら4月から8月に渡って行う長期のツアーとなる。東京は渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて初の2Days公演。追加公演も含め全国14ヶ所15公演を行う。

4月25日 ドラム岡田梨沙が結婚を機に「寿脱退」することを発表。

6~7月 「笑顔にしたい」をキーワードに意気投合した静岡の人気洋菓子店キャトルエピスとD.W.ニコルズの共同企画イベント「おいしいニコルズ」を開催。テーマソングを製作し、バンドをイメージしたケーキやメンバーそれぞれをイメージしたアイスなど、コラボレーションしたオリジナルのお菓子を販売。キャトルエピスの店舗でもライブを行った。

7月 初のファンクラブ旅行で念願の沖縄に行く。まなん、鈴木は初の沖縄上陸を果たす。

8月10日 日本テレビ「誰だって波瀾爆笑」のために「波瀾爆笑」(『スマイル2』収録)に続き2度目の書き下ろしとなった新曲「オーライ!」を配信リリース。(後にアルバム『HELLO YELLOW』に収録されたバージョンとは別バージョン)

8月11日 4月より続いていた“スマイル大大大作戦!”が浜松窓枠の追加公演にて無事終了。浜松公演は即日ソールドアウト、他会場もソールドアウト続出のツアーとなった。

岡田脱退後の9月から、わたなべ、まなん、鈴木の3人だけでツアーを行うことを発表。

9月4日 横浜大さん橋ホールにて「D.W.ニコルズのスマイルフェスティバル」開催。D.W.ニコルズと親交の深い企業やショップなど、12のブースが出展し、展示やニコルズとのコラボグッズなどを展開。大さん橋のゆるキャラ「スウィンギー」も登場。「スマイル」を合言葉に、音楽だけでなく、家族でも楽しめるニコルズらしいフェスを、というコンセプトで、かねてより温めてきた企画をついに実現させる。過去最大キャパとなる1100人を越えるこのフェスティバルはソールドアウトの大盛況となった。

また、この日よりライブ会場限定盤(後にオフィシャル通販でも販売)『オーライ!&ザ・ベスト・オブ・お蔵入りソングス』発売。先に配信リリースされていた「オーライ!」に加え、結成以来無数に制作されながらも虚しくもボツ曲扱いされ「お蔵入り」となっていたデモトラックの中から、厳選した17トラックを収録した作品となっている。

この日をもって岡田梨沙が寿脱退。

9月24日〜12月4日 わたなべ、まなん、鈴木、3人だけのアコースティック編成での全国ワンマンツアー”WE ARE オーライ!”を行う。全国のファンに、近い距離で、3人になってもオーライ!な姿を見せたいというコンセプトのもと、カフェなどの小さな会場を中心に回るこのツアーは、史上最多本数の19ヶ所20公演となった。このツアーの模様はD.W.ニコルズTour Video『今週のニコルズ』として、vol.1~vol.11の計11本がYouTubeにて配信。3人になっても変わらず面白おかしくツアーを回っている様子が公開された。現在も公開中。


【2017年】

1月 ニューイヤーコンサートを大阪BIGCAT、東京グローブ座にて開催。初の試みとなる友人のミュージシャンを加えてのライブとなったが、満員御礼の大盛況となった。まなんが前年に購入し練習に励んでいたウッドベースを初披露。今後の活躍がメンバーからもファンからもおおいに期待される。このライブより、昨年(2016年)9月に行われた「スマイルフェスティバル」のライブDVD、CDを発売。

新メンバーとしてドラマーの萬玉あい(まんぎょく・あい)が加入。再び4人編成となる。
萬玉はニコルズ加入のために大阪から上京。活動に便利な場所をメンバー&スタッフから提案され、まさにその通りの場所に部屋を借りて東京での新生活をスタートさせた。また、萬玉はその珍しい名字から中国人と間違えられることが非常に多いが、生粋の日本人である。同じ名字は親戚しか存在しないとか。

5月 FC「スマイルの森」で毎年開催しているメンバーの誕生日イベントのわたなべ編を、お笑いの聖地とも言える「浅草 東洋館」にて、ゲストに芸人の与座よしあき氏、デッカちゃんを迎え開催。
わたなべは、落語、ゲストともにコントと漫才、そして弾き語りを披露。出来以前にそのチャレンジ精神は感動を生んだ。ある程度はウケた。

5月10日 萬玉が加入して初の作品となるミニアルバム『スマイル4』発売。リードトラック「フォーエバー」では、鈴木のバンジョーをフィーチャーしたバンドサウンドで、カントリーミュージックとJ-POPを融合させた、ニコルズならではの”ネオ・カントリー・ポップ” サウンドを展開。各方面で反響を呼んだ。

リリースツアー”スマイル4大作戦!”をSHIBUYA duo MUSIC EXCHANGEの東京公演からスタートさせる。全国10ヶ所・11公演のワンマンツアー。

萬玉には、ドラムを始める前はラップばかり聴いていたとう過去があり、犬の散歩をしながらラップを口ずさんでいたというエピソードから、”MC犬の散歩”としてこのツアーでラップをやらされる羽目となる。このツアーのためにリアレンジされた「マウンテンハンドライン」にて、わたなべとラップの掛け合いを披露し大いに盛り上がる。ちなみにその間ドラムは鈴木が担当した。さらに萬玉が何かの勢いで購入したウクレレを所持していたことから「アスパラベーコン」ではウクレレまで弾かされる羽目となった。萬玉の地元となる大阪公演はチケット即完売につき追加公演を開催。またツアーファイナルは何故か鈴木の地元・栃木での公演。栃木では初となるバンドセットのワンマンライブは、満員となったオーディエンスに「おかえりー」と無理やり言わせて大盛り上がりとなった。

7月 ツアー終了後に、初のツアーのアフターパーティーを横浜にて行う。ライブや各メンバーの面白(?)出し物、トークショーに加え、次作『スマイル5』の先行試聴会も行った。

8月 東京・京都・名古屋の3ヶ所でそれぞれ違う共演者を迎えた対バンツアー「サンキューマイフレンドTOUR」開催。メンバーがかねてより親交の深いバンドたちに感謝の気持ちを込めて、というコンセプトで、東京公演はSHAKALABBITSとのツーマン、京都公演はplane、LOVE LOVE LOVEとのスリーマン、名古屋公演はアンダーグラフとのツーマンでライブを行った。どの公演も想いの溢れる特別なライブとなった。

東京公演のアンコールでは、鈴木がSHAKALABBITSのTAKE-C、MAHと高校時代に組んでいたというバンド「Fool Around」が20年ぶりに一夜限りの復活(因みに鈴木はvo&G)。こっそりライブを観に来ていた今では一般人となっている元ベーシストを発見、ステージに呼び込み、オリジナルメンバーでの奇跡的な復活を遂げた伝説の夜となった。


9月13日 前作から僅か4ヶ月という短いスパンで新作『スマイル5』発売。発売週の静岡k-mixのチャートHITS ON PARADEでは、リードトラック「アドベンチャー」が、桑田佳祐(2位)、小沢健二とSEKAI NO OWARI(3位)、星野源(4位)、山下達郎(5位)を抑えて1位を獲得するという信じられないチャートアクションを起こし、わたなべのラジオ番組きっかけでの静岡での人気の高さがあらわに。わたなべは静岡のスターへの階段をまた一歩上がることとなった。

9月24日 リリースワンマンツアー”スマイル5大作戦!”をスタート。全国各地のイベント出演を挟みながら、12月10日の名古屋CLUB QUATTROでのツアーファイナルまで、全国14ヶ所のワンマン公演を行う。東京公演はキネマ倶楽部。

10月2日 まなんが、かねてより参加しているイケメン好きの謎の会「イケメン会」のメンバー(素人)を引き連れ、FM横浜・wacciの「ドア開けてます!」に出演。デビュー以来たくさんのラジオ出演でラジオ慣れしているはずのまなんよりも、素人のイケメン会のメンバーの方が饒舌に喋っていたという。

11月 テレビ東京「音流 ~OnRyu~」内「ウクレレチャレンジ」コーナーに鈴木健太が単独出演。怒髪天の増子直純、Czecho No Republicのタカハシマイ、夢見るアドレセンスの荻野可鈴、女優の栗林藍希(それぞれ敬称略)にウクレレを一から教えるというコーナーで、翌年3月まで講師として登場する。その成果を披露するステージとして、ライブ「音流大宴会 2018」渋谷WWWXのステージでその4人と共に出演した。

11月19日 沖縄で開催されたGO OUTのキャンプフェス「GO OUT CAMP RYUKYU」へ出演。沖縄での念願の初ライブを果たした。宿泊は豪華リゾートホテルが用意されており、メンバー一同テンションが上がる。しかし何故か、まなんはごく普通の部屋、鈴木はスペシャルスイート、というようにメンバーそれぞれ部屋のグレードが全く異なった。因みにマネージャーが2番目に良い部屋だった。


【2018年】

1月 恒例のニューイヤーコンサートを大阪BIGCAT、東京グローブ座にて開催。

3月14日 4年半ぶり4枚目となるスタジオ・フルアルバム『HELLO YELLOW』発売。D.W.ニコルズの新たな名刺として「あらためまして、こんにちは。」をテーマに掲げて制作された。『スマイル4』から提唱し続けてきた「ネオ・カントリー・ポップ」の完成形とも言えるこの作品は、アメリカン・フォークやカントリーを軸とした新たな日本のポップ・ミュージックとして高い評価を得て各音楽誌などで大きく取り上げられた。レコーディングでは、まなんがウッドベースを初めてレコーディングで使用した。また鈴木のBベンダー(テレキャスターにストリング・ベンダーという装置を取り付けて、特殊な奏法を可能にしたもの)が大活躍し、音楽誌(ギター・マガジン、Player)でも特集された。以後ニコルズにとって欠かせないものとなった。

リードトラック「はるのうた」のMVにはニコルズと親交の深い全国のラジオDJ・パーソナリティーが多数友情出演し話題を集め、全国のラジオ曲で数多くオンエアされた。撮影・監督はわたなべが行なった。

また発売に先駆け、リリース記念イベント「ニコパーク」を東京・昭島のアウトドアヴィレッジにて入場無料にて開催。様々な展示やアコースティックライブ&サイン会、ネット配信などを行なった。

4月8日 神戸VARIT.公演からリリースワンマンツアー”HELLO YELLOW TOUR ~あらためましてこんにちは!~”をスタート。追加公演含む全国18公演を開催。東名阪3会場では通常のツアー公演前の昼間に、”アコースティック/60分程度/チケット料金低め”の「ファミリーライブ」を初開催、好評を博した。

5月 昨年に続き、わたなべの誕生日イベントを浅草東洋館にて開催。芸人のあべこうじ氏、池田直人(レインボー)氏、デッカちゃんを迎え、落語、コント、ゲストトーク、弾き語りを行った。前年よりウケたと言われている。

5~6月 鈴木が恒例の甲斐よしひろ氏のツアーへ駆り出されるため、3人体制でのニコルズで何度かイベントに出演。

7月 出演予定だった野外フェスROKKO SUN MUSIC 2018が大雨の影響で中止に。9月にはキャンプフェスGO OUT MUSIC CAMP 2018が、10月には松江高専の学祭が台風により中止。ニコルズにとっても大きな痛手となった。

7月14日 公開40周年でデジタルリマスター上映が行なわれている音楽ドキュメンタリー映画「The Last Waltz」の公開記念トークショーに、同映画をかねてより「一番好き」と公言してきた鈴木が出演。音楽評論家の萩原健太氏と対談を果たす。鈴木は萩原氏の著書を中学~高校時代に愛読していた過去があり、感激もひとしおだったという。

8月5日 ”HELLO YELLOW TOUR”が大阪umeda TRADにて完結。『HELLO YELLOW』の高評価も後押しし、過去最多動員のツアーとなった。

9月2日 上野水上音楽堂にてバンド史上初の野外ワンマンとなる「『D.W.ニコルズのニコニコ感謝祭』~はじめての野外ワンマン!あらためまして、ありがとう~」を開催。
音楽を続けていられることへの感謝、そしてファンへの感謝の気持を込めたこのライブは、前売り料金をニコニコ感謝価格として2525円に設定。また来場記念CDとして、ニコルズの結成当初からの代表曲の一つである「グッデイ」を新たにレコーディングして収録したCDを来場者全員にプレゼントした。太っ腹なことをやりすぎたため、他の経費を削減すべく、ステージ装飾も早朝からメンバーが行うなど、様々なことをDIYで行った。メンバーの負荷は大きかったが、その手作り感がよりニコルズらしい雰囲気を演出した。このライブは大成功を収め、2016年のスマイルフェスティバルを超えてバンド史上最多動員を記録。このライブから数曲の模様がYouTubeにて公開されている。

10~11月 キャトルエピスとの共同企画イベント「おいしいニコルズ」を2年ぶりに開催。バンドをイメージしたケーキ、ドーナツに加え、無類のアイス好きである鈴木(アイスズキケンタ)が監修したアイスクリーム2種を共同開発。11月には2店舗でのライブを開催。チケットは10分でソールドアウトとなった。

11月17日 台湾のキャンプフェス『CAMP DE AMIGO』に出演。2010年のホノルマラソンのイベント出演以来となるD.W.ニコルズ2度目の海外遠征を果たす。萬玉はパスポートを持っていながら海外未経験だったため、初の海外となった。

この台湾滞在中に、4人全員が「帽子/黒いズボン/黄色Tシャツ/赤サスペンダー」という写真撮影を行う。コスプレをする楽しさ、お揃いの衣装を着る無敵感をメンバー全員が垣間見る。この写真は2019年の年明けと共に公開された。

11月~12月 スーパーニコルブラザーズが大阪、静岡、新横浜にて”JAPAN TOUR 2018”を開催。ワンマン公演として発表された大阪と静岡はチケット即完売するプレミアムチケットとなり、ダイスケ・ニコルとケンタ・ニコルはかなり調子に乗ったらしい。完売を受けて、東京下北沢・風知空知にてワンマンの追加公演を行った。


【2019年】

1月 毎年恒例、ニューイヤーコンサートを大阪BIGCAT、東京グローブ座にて開催。大阪公演は残り2枚のソールドアウト寸前、東京公演は初のソールドアウト。両公演ともにニューイヤーコンサート史上最多動員となりおおいに盛り上がる。東京公演の模様はDVDとなって後に発売。このDVDには昨年の「ニコニコ感謝祭」の模様の一部も収録されている。
東京公演にて、今年(2019年)2枚のミニアルバムをリリースすることを発表。ファンがとても喜ぶ。

2月25日 「はじまりのうた」を期間限定フリーダウンロードで配信リリース。各サブスクリプションでも同時配信開始。この曲は2016年にメンバーが3人になった際のツアー「WE ARE オーライ!」ツアーで演奏された曲。レコーディングは生楽器のみで行われ、鈴木はこの楽曲で初めてフラットマンドリンを使用した。
またこの曲のミュージックビデオは、Twitterで「はじまり」に因んだ「はじまりの写真」を一般募集し、その写真を用いてわたなべが編集を行い制作した。

3月 小さな会場・親密な空間でのアコースティックライブをコンセプトとしたツアー「フレンドリーMARCH!」を開催。全国11会場12公演を行う。これまではアコースティックライブと言ってもまなんはエレキベースを使用していたが、このツアーではついにウッドベースを使用。エレキベースは一切使用せず、完全なるアコースティック編成でのツアーとなった。アコースティック楽器の音色やコーラスを存分に活かしたアレンジもまた好評を博し、小さな会場でもあったため完売公演が続出。終演後は時間の許す限りファンサービスを行うなど、まさに「フレンドリー」なツアーとなった。

4月 2015年より行動を共にしてきた機材車が、4年間で約20万kmに達したため買い替え。1年で5万kmという恐ろしい走行距離に、メンバー&スタッフ一同改めて驚き、唖然とする。4代目ニコルズ号となるピカピカの新車の納車に際し、キレイに乗ろう!と気持ちを新たにする。

5月1日 元号が令和になる。読みの「れいわ」が「haleiwa」に似ていることからニコルズの時代が来た!と盛り上がる。実際にニコルズの時代となるかどうかは、以後明らかになっていくだろう。
またこの日からベース千葉真奈美→「まなん」に正式表記を改名。「まなん」はニコルズ結成前から長年親しまれてきた愛称で、実際メンバーもスタッフもこの呼び方以外はしたことがない。この改名には、運気を上げたいという思いが込めれらているとかいないとか。

5月 鈴木が甲斐よしひろ氏のサポートで憧れのニューヨークへ。セントラルパークで開催されたJAPAN DAYにてライブを行った。音楽からファッションまでアメリカ好きのイメージの強い鈴木だが、実はアメリカ本土へは一度も行ったことがなかったという。行く前は「思い切りかぶれて帰って来る!」と豪語していた割に、帰国後あまりかぶれた様子は見受けられなかった。

6月5日 ミニアルバム『キミのうた』リリース。「恋」をテーマにした6曲が収められたラブソング集。リードトラック「いいのかしら」は自分に自信のない女性の「〇〇でいいのかしら」という気持ちと、曲中に出てくるデートの場所「井の頭公園」をかけたユーモラスな楽曲で、MVではまなんが主演を務めた。
世の中の流れとしてCDが急速に売れなくなりつつある中、作品としてパッケージされたCDを手にしてほしい、という思いから、オフィシャルONLINE SHOPにて送料無料キャンペーンを行ったところ、想像を遥かに上回る数の注文が殺到、嬉しい悲鳴となった。またスペシャルブックレットや、カラオケCDなどをセットにした、初の試みとなるDELUXE EDITIONも制作・販売し、大好評を得た。
この作品は、4ヶ月後の10月にリリースされたミニアルバム『ボクのうた』と対になる作品である。

6〜7月 『キミのうた』のリリースツアーとして東京・大阪・名古屋・静岡の4ヶ所にて”キミとボクのツアー”を開催。また東京・大阪・名古屋では同日昼に「ファミリーライブ」も開催した。

8月 10月リリースとなる『ボクのうた』から「青い空」を先行配信リリース。この楽曲は同じく『ボクのうた』収録の「ボクは、きっと」とともに、動画配信サービスParaviの恋愛バラエティ番組「恋んトス season 9」の主題歌になっている。カラっとしたカントリーテイスト溢れる爽やかなサウンドと、シンプルな中に深みのある歌詞が特徴的な楽曲。MVはタイトル通り「青い空」をテーマに野外ロケを行った。映像からはなかなか伝わってこないが、猛暑どころか酷暑の中での撮影となり、バンド史上最も過酷な撮影になったと言われている。

8月 アウトドアファッション誌「GO OUT」誌面にて、D.W.ニコルズがファッションブランド「niko and…」のモデルに。モデルデビューを果たす。

9月 『ボクのうた』から「グッドバイ」を先行配信リリース。TOKYO FMの人気番組「シンクロのシティ」のエンディングテーマであり、長らく番組のファンだったわたなべの想いのこもった楽曲となっている。繰り返す日常を「笑って、泣いて、また笑って」と優しく歌い、マンドリンをフィーチャーしたサウンドでネオ・カントリー・ポップのさらなる進化系を見せた。

7月から同番組で毎回エンディングに使用されたが、不運にも「シンクロのシティ」は9月一杯で放送終了。最終回終了後に東急プラザ銀座の屋上にて開催されたFarewell PartyではD.W.ニコルズがこの曲をライブ演奏。お酒も入り感極まったオーディエンスにより、バンド史上最高と言っていいくらいの異様な盛り上がりを見せた。

10月2日 ミニアルバム『ボクのうた』リリース。6月にリリースされたミニアルバム『キミのうた』と対になる作品で、様々な角度からD.W.ニコルズの人生観を綴ったライフソング集。ニコルズにとってもファンにとっても「ボクのうた」と呼ぶに相応しい楽曲「グッデイ」も収録。2018年9月の「ニコニコ感謝祭」で来場者にプレゼントされた新録バージョンがアルバム用にリミックスされて収録された。

また、前作『キミのうた』のDELUXE EDITIONの好評を受けて、『ボクのうた』SUPER DELUXE EDITIONを制作し販売。オフシャルONLINE SHOPでは前回に続き再び送料無料キャンペーンを行おうとしたところ、社長に怒られてしまう。¥300でなんとか了承を得て、送料300円キャンペーンを実施。送料無料の前回よりもさらに多数の注文が殺到。10/1からの消費税増税を受けて配送料も上がっている状況の中、社長の顔色を伺いながらもメンバーは大いに喜んだ。

10月 台風の影響により、『ボクのうた』リリース記念のインストアイベントが延期。また出演予定だった、よなよなエール主催のフェス「よなよなエールの超宴」も開催中止となった。

10月 アウトドアファッション誌「GO OUT」のWEB、「GO OUT WEB」にて、D.W.ニコルズがアウトドアファッションブランド「CHUMS」のモデルを務める。

10月18日 まなんが突発性難聴と診断され、治療に専念するためしばらく休養することを発表。ツアー直前のことであり、本人の続けたいという意思も強かったため苦渋の決断ではあったが、今後のために休養を決断。ツアーや決定しているイベントは、3人のみで予定通りの日程で行うことを発表した。

10月19日 『ボクのうた』リリース記念ワンマンツアー”ボクとキミのツアー”(全国13ヶ所)を3人編成でスタート。セットリストの約半数を鈴木がベースを弾くという編成で行った。初日は鈴木の地元宇都宮での公演。東京・大阪では同日昼に恒例となったファミリーライブを開催。

10月20日 東京都三鷹市、井の頭恩賜公園にて開催されている「三鷹の森フェスティバル」に出演。かねてより出演したいと願っていたメンバーの念願叶った形での出演となった。6月にリリースした『キミのうた』のリード曲である「いいのかしら」はこの「井の頭公園」が舞台となっており、「井の頭公園」で「いいのかしら」を歌うという目標が早くも達成された。

10月26日 台湾のキャンプフェス「CAMP DE AMIGO」に2年連続となる2回目の出演。

11月 わたなべと鈴木が揃って「Acoustic Guitar Magazine vol.82」に登場。インタビューや使用楽器が掲載された。わたなべにとって念願の楽器分野での紙面登場となったが、わたなべの登場は、「Guitar Magazine」に何度も登場している鈴木のバーターだったのではないかという疑惑が浮上。確かに紙面ではインタビュー・楽器紹介ともに鈴木が中心となっているが、事実は不明。
また、鈴木は12月に「Ukulele Magazine」(vol.22)に初登場。ニコルズのグッズでもあるウクレレ教則本やウクレレ論についてのインタビューが掲載されている。

11月23日 わたなべの地元・葉山で行われた「第53回 葉山町文化祭 文化フェスティバル」に出演。わたなべの成人式が行われたという葉山町福祉文化会館ホールにて開催。わたなべの家族、そして知人も多数来場。入場料は100円だったが、わたなべにとって大きな意義のあるライブとなった。いつかここでワンマンを、と決意した。
またわたなべはこの日、久しぶりに会った中学時代の同級生のお母さんに「中学の頃より若いわね」と言われたらしい。

12月8日 札幌にて”ボクとキミのツアー”ファイナルを終え、まなん不在での13公演の全国ツアーを完走。まなんの不在を3人で補い合い、様々なアレンジや編成でD.W.ニコルズを表現。底力を発揮したツアーとなった。

12月16日 10月から休養していたBa.まなん が「ニューイヤーコンサート 2020」から復帰することを発表。

12月23日 2020年ニューイヤーコンサート終了後、2020年春まで「リニューアル期間」として、短期間ではあるが活動を休止することを発表。


【2020年】

D.W.ニコルズ結成15周年のアニバーサリー・イヤーがスタート。

1月3日 品川インターシティホールにて2020ニューイヤーコンサート in TOKYOを開催。毎年恒例となっていたグローブ座から会場を移しての開催。休養していたBa.まなんの復帰が予告されていたこの公演は満員御礼の大盛況。まなんは大声援と涙で迎えられ、感動の復活劇を果たす。ライブ中にメンバー全員が涙したと噂されるも真偽のほどは定かではなかったが、後日、わたなべは泣いてしまったことをブログで告白。鈴木はライブ直後にTwitterで涙を告白。まなん、萬玉の涙は容易に想像できるため、噂は事実だったと認定された。

1月12日 大阪BIGCATにてニューイヤーコンサートin OSAKA開催。NYC大阪、ついにソールドアウトとなる。リニューアル期間前、最後のライブということでステージ・客席ともに涙溢れる感動のステージとなった。

しかし。ライブのオープニングでは、鈴木が、エレキギターの音が出ないという、絶対にやってはいけないことNo.1レベルの大失態をやらかす。この日、鳴り止まない拍手にダブルアンコールで応えたが、さらに、どうしても1曲目をやり直させてくれという鈴木の懇願で、1曲目の「はるのうた」をもう一度演奏し、リニューアル期間前最後のライブは締めくくられた。結果、いい形での締めくくりとなったのは確かだが、鈴木の大失態は消えることのない事実であり、今後語り継がれていくであろう。

またこのニューイヤーコンサートで、リニューアル期間後の活動再開について、4月にファンクラブ限定ライブ「森の報告会」を東京・大阪・静岡で行うことを発表。終演後には手紙形式で封筒に入れられたお知らせが配布された。大阪公演ではリニューアル期間前ラストということで、メンバーが手渡しでの配布を行った。

1月14日 春まで、リニューアル期間として活動休止に突入。ニューイヤーコンサートを終えてもメンバーのSNS投稿などはポツポツと続いており、「『ニューイヤーコンサート終了後』っていうのはいつからなの?」という曖昧な雰囲気が蔓延、ファンは悶々としていたが、この日の20:00にオフィシャルと各メンバーからリニューアル期間突入が告げられ、各メンバーのSNSも完全に停止した。

1月25日 5月末から、D.W.ニコルズ結成15周年記念ワンマンツアー「Beautiful Days」を全国10ヶ所で開催することを発表。

2月 リニューアル期間前に制作していた楽曲「雪の降る空に」が動画配信サービスParaviの恋愛リアリティショー「恋んトス season 10」の挿入歌として放送開始。season 9に提供した「青い空」「ボクは、きっと」の大好評から再び依頼を受けて書き下ろした楽曲。挿入歌のため、何話から使用されるかは未定とのことだったが、蓋を開けてみれば第1話より前の登場人物紹介に当たる「Episode 0」からバッチリ流れた。

3月14日 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で世間に鬱々とした雰囲気が蔓延する中、活動再開に先駆けてニコルズメンバーがSNSを再開することを発表。活動再開へ向け、新しい写真の撮影で訪れていた、わたなべだいすけの地元・葉山で収録されたメンバーのコメントと、一日もはやく平穏な日々が戻ってくるようにという願いの込められた「グッデイ」の生演奏の動画が公開された。

3月18日 「恋んトス season10」挿入歌の「雪の降る空に」が配信スタート。

4月1日 約2ヶ月半のリニューアル期間を終え、活動再開。​昼12時に、新しい写真と共にメルマガやLINE、SNSなどで一斉に報告された。また、夜にはLINE LIVEの生配信でファンへ向けて活動再開の報告と、生演奏を行った。

4月2日 4/9に開催を予定していたFC限定ライブ「森の報告会」の最初の公演となるin SHIZUOKAを、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止することを発表。リニュアール期間明けのメンバーにとって、そしてもちろんファンにとって、これ以上ない大切なイベントであるだけに、慎重に幾度となく協議を重ねて来たが、この日、メンバー、スタッフ、各関係者が集まり再協議。感染拡大が止まらない状況から、開催1週間前というタイミングで苦渋の決断を下した。​

4月5日 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、FC限定ライブ「森の報告会」の東京、大阪、静岡の全3公演の開催中止を発表。

4月7日 緊急事態宣言が発令。

未発表のイベントも含め、出演が決定していたイベントが次々に中止となっていく。

4月11日 FC限定配信で「森のオンライン報告会」を開催。メンバーは活動再開に当たり、その熱い深い想いを「森の報告会」で吐き出す予定だったが、開催中止により、「このままでは活動再開したと胸を張れない」ということでオンラインにて開催。当初60〜70分程度を予定していたが、メンバーの想いが溢れるあまり予定時間を大幅にオーバー。結局2時間弱にも及ぶ生配信となった。

4月19日 新型コロナウイルス感染拡大に伴い「Stay Home」が謳われる中、配信プログラム「おうちでスマイル大作戦!」がスタート。vol.1として、1月3日に品川インターシティホールにて開催された「2020ニューイヤーコンサート in TOKYO」の未公開映像をYouTubeLiveで配信。この未公開映像はあくまで記録用・資料用に撮影されたものだったが、vol.1ではコンサートの前半部分をMCまでノーカットで、メンバー各自宅からのリモートによるコメント映像とともに配信した。さらにメンバーは同時視聴し、チャットにも参加した。
しかし、メンバーがチャットに参加したことにより、視聴者がチャットに気を取られてしまい肝心なライブ映像に集中できないという問題が発生したが、アーカイブを公開することで解決した。

4月23日 15周年記念ワンマンツアー「Beautiful Days」全10公演を中止することを発表。

4月〜6月 次々に出演イベントが中止、ライブができない状況が続く中、YouTubeLive配信「おうちでスマイル大作戦!」をはじめ、各メンバーも様々な配信を行うなど「今できること」で精力的に活動を行う。

6月21日 巷では無観客での配信ライブが多く開催される中、音楽シーンの中でも先陣を切る形で、ライブハウスでの有観客でのライブ【D.W.ニコルズ LIVE 2020 「はじめよう!」】を東京・TSUTAYA O-nestにて開催することを発表。ライブハウスの協力の下、感染拡大防止のガイドラインに沿い、さらに対策を徹底し開催に踏み切った。

6月25日 D.W.ニコルズ LIVE 2020「はじめよう!」TSUTAYA O-nest東京公演に加え、東京夜公演、大阪JANUS昼夜公演、浜松窓枠2Daysを開催、計6公演を行うことを発表した。

7月4日 「はじめよう!」東京公演をTSUTAYA O-nesにて開催。このライブはニコルズにとって、1月のニューイヤーコンサート以来、半年ぶりのライブとなった。ソーシャル・ディスタンスを保つため間隔を空けて座席を配置、オーディエンスは終始マスク着用・歌唱禁止、という制限の多いライブだったが、メンバーとファンの熱い想いが交錯した感動的なライブとなった。夜公演ではD.W.ニコルズ初となる有料配信を行い、ライブに来られないファンも久しぶりのニコルズのライブを楽しんだ。配信された映像は、後にDVD『CRAFT WORKS FILM』に収録された。

またこの公演では感染拡大防止対策の一つとしてアクリル板を設置したが、このアクリル板はメンバー自らホームセンターで購入、加工を行い設置した。加工の際に鈴木がドリルで手に穴をあけそうになるというハプニングも起きたが、幸い軽症で済み笑い話となった。

7月5日 記念すべきライブとなった「はじめよう!」東京公演を終えた翌日、「はじめよう!」報告会としてライブを振り返る配信をYouTubeLiveにて行った。さらにFC限定で、コロナ禍における活動や今後の活動の展望、直面している問題についてなど、ざっくばらんにトークする配信も行った。

7月11日 「はじめよう!」大阪公演を大阪・心斎橋 Music club JANUSにて昼夜2公演で開催。夜公演は有料配信を行なったが、東京公演とは対照的に、高性能カメラ1台の固定のみで低価格で気軽に見られる配信を実験的に行った。当然、撮影/配信スタッフを手配した東京公演のとは異なるクオリティではあるが、これはこれで好評を得る結果となった。まだまだライブに足を運べないファンも多く、ニコルズも全国にはまだ行ける状況ではないため、今後もやれる範囲で、可能な限り配信を行っていくことを決意。

7月21日、22日 「はじめよう!」静岡公演をLiveHouse浜松窓枠にて開催。平日のため夜公演を2Daysで開催、2日目には大阪公演同様の配信を行った。

これらのライブ「はじめよう!」6公演は、ソーシャル・ディスタンスを保つため、会場のキャパシティを大幅に減らしての開催で、通常であればプレミアチケットになってしまうようなキャパ設定だったにも関わらず、完売したのは東京の昼公演のみ。現実を痛感するライブでもあった。

8月30日 9月リリースとなるアコースティックアルバム『CRAFT WORKS』とDVD『CRAFT WORKS FILM』、手ぬぐいがセットとなった『CRAFT WORKS PACK』購入者へのオンラインサイン会を開催。『CRAFT WORKS PACK』購入でサイン希望者全員にYouTubeLiveで生配信しながらサインを書いていくというオンラインサイン会。当初の読みを大幅に上回る申し込みがあり、なんと8部に分けての開催でトータル8時間に及ぶサイン会となった。メンバーの疲労を心配するファンの声も多かったが、実際には通常のサイン会よりもゆっくり丁寧なペースとなったため、それほどではなかったとメンバー談。コロナ禍により従来のサイン会は実施不可能のため、代わりに何かできることを、とのことでの発案だったという。ファンの予想以上の喜びの声を受け、メンバーは今後も開催したいという発言をしており、次回も開催されるのかどうか、見ものである。

9月4日 年内のライブ、2021年のニューイヤーコンサートの開催を発表。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない状況が続くが、ライブを続けていく決意を表明した。

9月7日 アコースティックアルバム『CRAFT WORKS』を公式ONLINE SHOP、Amazon限定でリリース。「今、伝えたい曲」をアコースティックアレンジでセルフカバーし、セルフレコーディングにより制作を行った。自粛の中、何ができるかというところから「できることはすべて自分たちで」というコンセプトのもと制作。レコーディングはメンバーの自宅や所属事務所のオフィス、倉庫など、普段の生活の場所で、REC&MIXは全て鈴木が行った。

パッケージングも手作りにこだわっており、紙の箱に入った特殊パッケージはメンバーが全て手作業で組み立て・パッケージングを行った。さらに初回生産限定仕様ではメンバーが箱に一つ一つスタンプを押すという手の込んだ仕様になっており、表のタイトルロゴのスタンプはわたなべが担当。普段は「せっかちで雑」だと言われているわたなべだが、今回はファンに届くものということもあるためか非常に丁寧な仕事を見せ、メンバー・スタッフを驚かせた。今後のわたなべにも期待大である。
また、制作の様子や「はじめよう!」などのオフショットをわたなべが編集した映像や、ホームセッション映像、そしてライブ「はじめよう!」東京公演の配信映像を収めたDVD『CRAFT WORKS FILM』、オリジナルデザインの手ぬぐいをパーケージした『CRAFT WORKS PACK』も同時発売。手ぬぐいは、手ぬぐいから作るエコバッグの作り方が同封され、まなんが実際に作る動画もYouTubeにUPするなど、レジ袋が有料化された「今」を意識した内容でもあった。

9月19日 『CRAFT WORKS』発売記念 配信&有観客ライブ「つづけよう!」をLIVE ROXY SHIZUOKAにて開催。感染拡大防止のためキャパシティを大幅に減らしての有観客のライブを開催。配信に重点を置いて企画され、配信ならではの演出を行った。またステージには『CRAFT WORKS』をコンセプトに、メンバーが全てDIYでの装飾を行った。 

10〜11月 D.W.ニコルズ LIVE「つづけよう!」と題して感染防止対策を行ったライブを各地で開催。札幌、掛川、東京、宇都宮にてライブを行った。掛川公演は掛川市文化会館野外ステージにて野外ライブを開催。全公演、配信も行った。

11月 鈴木、萬玉、マネージャー小畑が新型コロナウイルスに感染。幸い3人とも重症化には至らなかったが、年内のライブスケジュールを全てキャンセル。

12月 バンドが動けない中、わたなべが一人で配信を行うなど孤軍奮闘する。年末までには鈴木、萬玉、小畑の全員が回復。


【2021年】

1月 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ニューイヤーコンサートを東京公演、大阪公演ともに中止。

2月2日 セルフレコーディングによるアコースティックアルバム『CRAFT WORKS 2』をONLINE SHOP、Amazon限定でリリース。2020年9月にリリースした『CRAFT WORKS』の第二弾であり、前作同様DIYで制作、Rec&Mixは全て鈴木が行った。

同時発売のDVD『CRAFT WORKS 2』には、2020年10月に掛川市文化会館野外ステージにて行った「つづけよう!in KAKEGAWA」の模様やオフショットムービー、わたなべの弾き語り映像を収録。またCD、DVDにオリジナルエコバッグがセットとなった『CRAFT WORKS 2 PACK』も発売。さらにPACKのFC限定特典として、メッセージを書いて送るとメンバーから直接返事が来るという「メンバーから必ず返事が来るハガキ」を封入。この企画は、コロナ禍でファンとのコミュニケーションが取れない中でも繋がりたいというメンバーのアイデアから生まれた。またPACK購入者全員を対象にオンラインサイン会も前作同様に実施。8時間に及ぶ生配信でのサイン会となった。まなんは体調不良により当日欠席。後日全てにサインした。

2月6日 やっぱりニューイヤーコンサートがなきゃ一年が始まらない!ということで、D.W.ニコルズ初の配信限定ライブ「おうちでニューイヤーコンサート」を開催。この模様は後にメンバーの副音声付きでDVD化された。

2月7日 「ボクたちの好きなもの・こと」をテーマに、メンバーそれぞれの特技や個性を生かしたライフワーク的な活動をコンセプトとした新プロジェクト『CRAFT WORKS PROJECT』を発足。
わたなべはD.W.ニコルズのデザインのベースにもなっているそのイラストを「個展開催への道」として、まなんは手作りアクセサリー「M’s Factory」、鈴木はウクレレのレッスンなどの「ウクレレ相談室」と音楽全般の相談に乗る「音楽相談室」を、萬玉は想いの詰まったアイテム「ニコルズアイランド ジャケット&Tee」の製作などを展開。

3月13日 『CRAFT WORKS 2』発売記念ライブをkusuguru studioにて開催。配信をメインとしながらも、FC抽選販売にて観覧チケットを販売しての有観客ライブを行った。

4月 徳島県海陽町から高知県をまたぎ、線路と道路をモードチェンジしながら走る、デュアルモードヴィークル「DMV」の応援ソングを制作、発表。

4月11日 D.W.ニコルズ ワンマンツアー2021「BEAUTIFUL DAYS」全8会場10公演の開催を発表。

5月25日 D.W.ニコルズ、2021年内で4人体制での活動を終了することを発表。

6月 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言により、ツアー「BEAUTIFUL DAYS」初日の予定だった大阪BIGCAT公演を中止。この公演は7月と8月に会場を変えて2公演に分けて振替公演を行った。

6月19日 大阪公演の中止(延期)により、名古屋クラブクアトロ公演がツアー初日となり、全国ツアー「BEAUTIFUL DAYS」がスタート。

8月3日 わたなべだいすけが不注意による転倒で右手首を骨折。東京オリンピックで堀米選手がスケートボードで金メダルを取ったばかりであり、わたなべもスケボーに乗れること、また非常に感化されやすい性格であることからも、実は調子に乗ってスケボーでコケたのではないかと噂される。
度重なる不運に騒然となる。

8月8日 年末まで、現体制のうちに行けるところには行くというコンセプトのもと企画されたライブ『HAVE A グッデイ!』がスタート。
初回公演となる8/8横浜mint hallは、萬玉のコロナ感染により、わたなべだいすけ・鈴木健太の2人編成で行った。わたなべは右手首骨折のためvoのみ、楽器は鈴木のギター・ウクレレ・バンジョーのみという2人編成でのアコースティックライブを行った。

8月9日 引き続き、わたなべ・鈴木の2人体制にて、江坂MUSE振替公演を行い、ツアー「BEAUTIFUL DAYS」終了。ツアー公演の後にはアフターパーティーとして、ツアーのエピソードからのクイズなどを盛り込んだトーク&ライブも開催した。

8月25日 9月4日「スマイル大感謝祭!」を4人体制でのラストライブとすることを発表。5月の発表当初は2021年内としていた予定を大幅に繰り上げての体制終了に、ファン騒然となる。

8月30日 FCスマイルの森限定配信「森の報告会」を開催、スマイルの森の住人の皆さんにメンバーの口から事情の説明を行った。

9月4日 東京・よみうりランド内にある「日テレらんらんホール」にて、4人体制ラストライブとなる「スマイル大感謝祭!」〜歴代メンバー全員集合!〜を開催。初代ドラマー今井俊之、2代目ドラマー岡田梨沙が登場。今井をドラマーに迎え「ライター」「世界王者」のバンド結成当時からの代表曲を演奏。そして2007〜2016年のドラマー岡田を迎え、ニコルズが羽ばたくきっかけとなった「愛に。」、結成10周年の記念ソングでもある「LIFE」、岡田在籍時のバンドサウンドを象徴するような「あの街この街」、さらには長尺なためライブで演奏されることの少なかった伝説の名曲「beautiful sunset」を熱演した。しかしこのライブのハイライトはまだここからだと言わんばかりの展開で、そこに萬玉が加わってのツインドラムで不朽の名曲「春風」。そして「マウンテンハンドライン」では、山手線に高輪ゲートウェイ駅が加わったことを受けて歌詞に高輪ゲートウェイを追加して披露。さらに今井が再び加わり、6人全員で「フランスパンのうた」「スマイル」「haleiwa」での大団円。タイトル「スマイル大感謝祭!」に相応しいニコルズらしさ全開のコンサートとなった。​

9月5日 「スマイル大感謝祭!」の翌日、ライブの機材返却に各所を回っていたわたなべと鈴木が、少し時間ができた隙に、楽器屋のメッカであるお茶の水へ。「新しいこれからのために」という大義名分を振りかざし、二人ともヴィンテージのギターを購入するという暴挙に出る。わたなべは1955年製のGibson J-45、鈴木は1973年製のMartin D-18。わたなべは初めての「男の一本」を念願叶って購入。しばらくはギターの自慢をしまくることとなる。

9月11日 再びFC限定配信「森の報告会」を行い、9月4日のライブの報告と、メンバーそれぞれの今後についての報告などを行った。体制の終了が急な発表になってしまったこと、また9/4のライブも誰もが来られるような状況でのライブではなかったということもあり、メンバー個別のオンラインファンミーティングをFC限定で10月にかけて実施することを発表。また、鈴木は今後もわたなべのD.W.ニコルズの活動をサポートしし、年内も数本のD.W.ニコルズのライブにギタリスト/バンマスとして参加することを表明。

9月27日 オフィシャルHPやSNSのアイコン等のメインビジュアルがわたなべだいすけ一人のものに変更され、D.W.ニコルズが新体制としてスタート。新しい写真でわたなべは、案の定、先日手に入れたGibson J-45を嬉しそうに抱えており、ただギターを自慢したいだけなのでは?と噂されるほどのわたなべらしい写真になっている。

9月29日 D.W.ニコルズ 新体制配信LIVE『一本でもにんじん、一人でもニコルズ』開催。ニコルズの新体制=わたなべだいすけ一人での弾き語りライブを、YouTubeLIVEにて無料配信。

9月30日 新体制初の有観客でのライブとなる、MINAMIS主催の2マンライブ@渋谷La.mamaに出演。このライブは鈴木健太がサポートし、わたなべだいすけ・鈴木健太の二人編成のアコースティックライブを行なった。

10月 前体制時に開催を発表していた『HAVE A グッデイ!』の大阪JANUS公演、掛川市民文化会館シオーネ野外ステージ公演をわたなべだいすけ一人での弾き語りライブとして開催。来場者特典として、当日のライブ音源がダウンロードできるQRコードを記載したポストカードの配布を行った。

11月 creema主催の野外フェス「YAMABIKO FES.」、THE BOYS&GIRLSレコ発ツーマン渋谷QUATTRO公演に、新体制初となるバンド編成で出演。新たなる可能性をアピールした。バンドメンバーは、鈴木健太をバンマスに、ベースに福岡晃子、ドラムに朝倉真司(YAMABIKO FES)&岡田梨沙(渋谷)、鍵盤に磯貝サイモン(渋谷)という、親交の深いメンバーをサポートメンバーに迎えた。

12月 9/4「スマイル大感謝祭!」Blu-ray&DVDのリリース記念トーク&ライブを3会場で開催。Blu-rayとDVDの制作が間に合わず、会場では予約受付を行った。全会場ゲストに鈴木健太を迎え、下北沢空き地でのトークでは会場に来ていた岡田梨沙を突然ステージに呼び込みトークを展開。9/4当日のことなどを振り返った。

12月19日 徳島県海陽町にて、D.W.ニコルズが楽曲「DMVのうた」を制作したDMV(デュアルモードヴィークル)の関連イベントにわたなべが出演。「DMVのうた」の想像以上の浸透ぶりに驚く。

12月31日 初の自主開催となる年越しカウントダウンイベント「D.W.ニコルズ 大晦日配信ライブ『COUNT DOWN WATACHAN 2021』を開催。タイトルは某大型年越しイベントをもじったものだったが、ほとんどの人は気づかなかった。トークしながらカヴァー曲も織り交ぜながらの弾き語りトーク&ライブを配信で行った。


【2022】

1月10日 4人体制ラストライブとなった『スマイル大感謝祭!』(2021年9月4日 日テレらんらんホール)の映像作品を初のBlu-rayとDVDでリリース。Blu-rayには、配信を行った固定カメラでの映像、リハーサルや当日の様子のオフショットを編集した映像も収録。また、音源作品用に編集したCDも同時にリリース。Blu-ray、DVD、CD全ての音源のMIXは鈴木健太が行った。

1月22日 東京ビッグサイトにて、creema主催「HandMade In Japan Fes 2022 冬」にバンド編成で出演。2022年初ライブ。

1月 静岡県浜松市の不動産会社「あららぎ不動産」のラジオCM楽曲を鈴木と共に制作、OA。

1月〜2月 新型コロナウイルスの感染が再拡大。決定していたライブが続々と中止になる。

2月 静岡県磐田市で定期的に開催されているイベント「リブートスクール」のテーマソングを鈴木と共に制作。CMにてOA。3月にはわたなべがイベントに出演し、テーマソングを生披露した。

2月12日 わたなべだいすけが新型コロナウイルスに感染。幸い軽症で10日間の自宅療養の後、抗原検査陰性をもって復帰。

4月1日 2年ぶりとなる新曲「Beautiful Days」を新たに立ち上げた自主レーベルGOODDAY RECORDSから配信リリース。DL販売と共に各音楽配信サービスでのサブスクリプション解禁がスタート。

また同日正午、2022年4月1日をもって鈴木健太が正式メンバーに復帰することが発表された。4月1日=エイプリルフールということで嘘ではないかというファンの声もあったが、エイプリルフールは午前中までというルールを考慮しての正午(午後一番)の発表だったのではないかとも言われている。しかしそのルール自体からして真偽不明である。

二人編成となり、様々な形態での活動をより自由により精力的に行なっていくとアナウンス、新しい写真が公開された。

「Beautiful Days」は2020年のリニューアル期間が明けた頃わたなべがファンに向けて書いた曲で、磯貝サイモンと鈴木健太による共同プロデュースとなっている。鈴木によれば、磯貝サイモンのアレンジのアイデアによりやっと納得のいく形にできたという。レコーディングには共同プロデュースの磯貝サイモンに加え、元ニコルズの岡田梨沙、朝倉真司が参加。

磯貝はかつてシングル『一秒でもはやく』のカップリング曲や、2ndフルアルバム『ニューレコード』でもレコーディングに参加している。朝倉もこれまでに何度もレコーディングに参加、さらに新体制ではライブサポートもしており、ニコルズをよく知るメンバーでのレコーディングで、変わらない安心感もありながら新しさも光るサウンドとなった。

MVはわたなべだいすけ自身が監督を務め、ニコルズの多くのMVの監督を務めている池田圭太が撮影と編集を担当。撮影はわたなべの地元・葉山の一色海岸で行われた。撮影はリリース日の前日3/31。当初はリリースから時間をおいてのMV公開の予定だったが、撮影を終えたわたなべと池田はそのまま編集に入り、撮影当日のうちにMVを完成させ、見事リリース日にMV公開となった。
 
4月 “D.W.ニコルズ Brand New Single「Beautiful Days」リリース記念LIVE” をin TOKYO(4/17 渋谷Spotify O-nest)、in SHIZUOKA(4/24 清水 SOUND SHOWER ark)、in KOBE(5/15 神戸VARIT.)にて開催。in TOKYOではライブの前にFCイベントを開催し、ファンクラブへ向けて鈴木のニコルズ復帰を改めて報告するとともに、新会社設立へ向けて動いていることを報告した。
このリリース記念ライブでもコロナ禍におけるキャパ制限を受けたため、in SHIZUOKA & KOBEは昼夜2公演を行った。また、in TOKYOは生配信、in SHIZUOKAは後日配信を行った。
メンバー2人 + サポートメンバー3人という新体制でのライブで新しいニコルズの形を提示、サポートメンバーのユーモアも相まって、大爆笑&大感動のライブとなった。

4月17日 リリース記念LIVE in TOKYOより、新曲「Beautiful Days」に、新曲2曲「コーヒーのうた」「カレンダーソング」を追加収録した3曲入りスペシャルシングルCDを会場販売開始。追加の2曲は鈴木健太がアレンジ・演奏だけでなくRec&Mixも行い、まさに二人体制での最初の作品に相応しい内容となっている。

また、わたなべがコロナ禍において書きためた曲から6曲をチョイスし、それぞれの曲にまつわるエッセイをまとめて製本した小冊子とその6曲の弾き語りdemoをセットにした、”demo songs + エッセイ「生まれたままのうた」”も同時発売。わたなべの処女作となるセンスが色濃く出たエッセイ集は好評を博し、あっという間に完売となった。わたなべは「文豪への第一歩」と事あるごとに豪語している。

5月2日 D.W.ニコルズのセルフマネジメント会社となる「合同会社グッデイ」を、鈴木健太・わたなべだいすけで設立(5/2が実際の登記日)。鈴木健太が社長、わたなべだいすけは専務である。

5月8日 わたなべの誕生日である5/8札幌公演を皮切りに、D.W.ニコルズ弾き語りツアー2022「あいにいこう!」がスタート。「弾き語り」と銘打ったツアーではあるが、復帰した鈴木健太も参加できる公演には参加し二人体制でのライブを行なった。鈴木はこの年で8年目となる甲斐よしひろのツアーへの参加が決まっていため、全会場への参加ができなかった。

5月25日 合同会社グッデイの設立、自主レーベルGOODDAY RECORDSの設立を公式に発表。

7月2日 横浜mint hall公演にて、D.W.ニコルズ弾き語りツアー2022「あいにいこう!」ツアーファイナルを迎える。二人揃ってもっと行きたかった!という思いから、「ふたりで追加公演」と題した追加公演を札幌、大阪、東京、浜松の4都市で開催。

9月 カミナリグモの15th Anniversary Tour「Another Trip Another Treasure」大阪kanve、名古屋ell.sizeの2公演に参加。コラボ曲「サマーエンド ハローフォール」を共作、アレンジしていく様子をツイキャスで生配信を行った。またdemoバージョンをライブ来場者にDLプレゼント。

9月1日 渋谷Spotify O-nestにて、カントリーテイスト溢れる実力派SSWのRihwaとD.W.ニコルズの2マンライブ「Rihwaとニコルズ」開催。かねてより共演してみたいと思っていた2マンライブがO-nestの企画により実現。抜群に明るいRihwaとニコルズの相乗効果でカントリー風味溢れる素晴らしい2マンイベントになり意気投合。以後この2マンライブを定期的に行っていくこととなる。

9月24日 掛川市民文化会館シオーネ野外ステージにて開催予定だった「掛川ピクニックコンサート」が台風により延期。

10月 鈴木が甲斐よしひろのソロ35周年ツアーに参加。土屋公平(Gt)、TOKIE(Ba)、吉田佳史(Dr)、奥野真哉(Key)という錚々たるメンバーでのZeppツアー。素晴らしいミュージシャンの懐の深い人間性に触れ、鈴木は自分の小ささを戒めたという。この豪華なメンバーの中にも関わらず鈴木の見せ場は多く、その存在感をアピールするとともに高い評価を得た。

10月13日 わたなべだいすけが再び新型コロナウイルスに感染。週末に出演予定だった広島「Satonone ’22」、東京「三鷹の森フェスティバル」への出演をやむなくキャンセル。ほぼ毎日のように顔を合わせているわたなべと鈴木だが、鈴木はちょうど甲斐よしひろのツアーへ参加しているタイミングでわたなべとは接触しておらず、濃厚接触者となることを免れた。

10月23日 わたなべ・鈴木の二人で改めて全国のファンのみんなへ会いに行く、D.W.ニコルズ 全国ツアー2022「もっと、あいにいこう!」が大阪ESAKA MUSEよりスタート。大阪、東京、岡山、仙台、札幌、清水、広島、福岡の全8公演。渋谷 duo MUSIC EXCHANGEにて行われた東京公演のみバンド編成で行った。

12月4日 福岡にて「もっと、あいにいこう!」ツアーファイナル。改めて覚悟を決めた二人で全国のファンへ会いに行くと共に、長く応援してくれている全国の関係者の皆さんにも改めて会いに行くツアーとなった。このツアーと様々なイベントでのライブを経て二人編成のニコルズの形がすっかり出来上がり、ファンからも高い評価を得た。

12月8日 二人編成で初の配信限定ライブ『配信でも、あいにいこう!』を行う。この編成の良さを広く知ってほしいとの思いから、有料配信の前に「お試し無料配信」として無料で3曲を披露。現在はYouTubeでも公開されている。

12月24−25日 世間はクリスマスで盛り上がる中、徳島県海陽町にてDMV(Dual Mode Vehicle)の運行開始1周年の記念イベントに出演。地元・海南中学校のブラスバンド部とのコラボで「DMVのうた」を披露した。
実際に二人でDMVにも乗り、DMVと海陽町を紹介する映像「ニコルズが世界初に乗ってみた!〜徳島県海陽町のDMV(デュアルモードビークル)〜」、「DMVのうた」のMusicVideoも撮影。YouTubeにて公開されている。


【2023年】

1月7日 「2023ニューイヤーコンサート in OSAKA」を大阪BIGCATにて開催。
1月9日 「2023ニューイヤーコンサート in TOKYO」を品川インターシティホールにて開催。

大阪公演ではライブ終演後にそのまま参加できる「ニコルズお楽しみ新年会」を開催。アフタートークや、景品が当たるじゃんけん大会などを行い予想以上に盛り上がった。
東京公演では品川インターシティホールのエントランスホワイエにて「グッデイマルシェ」を同時開催。ニコルズゆかりの様々なブースが出店し物販や展示を行った。またMOND And PLANTSによる植栽装飾が入り、3年ぶりの開催に相応しい華やかなステージとなった。
バンドは、Ba.とまそん(She Her Her Hers / 小川コータ&とまそん)、Dr.岡田梨沙(ex.D.W.ニコルズ)、Key.谷口雄、Per.朝倉真司の初の6人編成。ニコルズ愛に溢れた演奏とパフォーマンスの豪華なステージと、二人だけの濃度の濃いステージのコントラストは大好評を博し、これからのニコルズの可能性を期待させるニューイヤーコンサートとなった。また、収録した映像を後日配信した。

以前のニューイヤーコンサートの催しを踏襲し、巨大絵馬や手書きおみくじガチャガチャも実施。ガチャガチャは両公演ともに早々に完売。
ガチャガチャマシーンはこの公演のために購入したが、ニコルズを象徴する黄色×赤のカラーにするため、元々赤のカラーリングの2台のうち1台を特注で黄色に塗装。かなりコストがかかり冷や汗をかいていたとのことだが、わたなべがMCで「おかげで元は取れた!」と言っていた。

1月31日 徳島県立城北高校の予餞会に、Key.谷口雄、Ba.福岡晃子、Dr.稲葉隼人(DOPING PANDA)という初の編成でゲスト出演。アスティ徳島でライブを行った。いまだかつてないほどの黄色い声援で迎えられ二人はニヤケが止まらなかったが、今日だけが特殊なのだと自らにしっかり言い聞かせ、のぼせ上がらないよう気を引き締めてライブを行った。MCでわたなべは「インスタフォローして!」と発言し、その結果フォロワー数が一気に360人増えた。その後半月ほどで110人減ったらしい。おこぼれで鈴木やバンドメンバーのフォロワーも増えたという。

​​2月28日 2022年春〜夏のドキュメントとライブを盛り込んだDVD『あいに行くFILM』をリリース。ドキュメント映像56min、ライブ映像61minで構成された本編に加え、スペシャルボーナスとして2022年4月に行われた「Beautiful Days」リリース記念LIVEの清水ark公演83minを丸々収録したボリューム満点の内容。新体制となって動き出したD.W.ニコルズのツアードキュメントをわたなべだいすけ自らが長い期間をかけて編集、mixは鈴木健太が行なった。予想を大きく上回る売れ行きで2ヶ月で完売した。
特にニコルズ史上初となるツアードキュメントが好評で、第二弾の制作を望む声が多数寄せられている。

3月12日 新企画「ライク・ア・レディオ 〜笑って、喋って、歌って、ラジオのようなライブショー〜」の第一回を下北沢近道にて開催。親交の深いミュージシャンやパフォーマーをゲストに迎え、最初にしっかりとトークパートを行ってゲストのことを紹介してから、セッションも交えつつお互いのライブもたっぷり行うという、ニコルズの新企画。会場は、ニコルズが馴染み深かったが閉店してしまった下北沢のライブハウスGARAGEの跡地にオープンした下北沢近道。初回にはGARAGEゆかりのメンバーで構成されるザ・チャレンジを迎えて開催した。せっかくGARAGEの跡地なのだからオールスタンディングのツーマンをやりたい!というザ・チャレンジの要望もあり、昼夜二公演を行い、昼に「ライク・ア・レディオ」、夜にはオールスタンディングのツーマンライブを行った。

3月26日 昨年9月に行った際に意気投合し、再度の開催を決めていた、シンガーソングライターRihwaとのツーマンイベント「RIhwaとニコルズ」PART2を渋谷Spotify O-nestにて開催。Rihwaとニコルズのためにわたなべが書き下ろした新曲も共演によって披露された。ハッピーに包まれたライブは大好評を博し、今後も開催していくことを決意。

4月1日 既存曲を二人編成のライブアレンジで録音したミニアルバム『KEEP ON!』を会場/ONLINE SHOPで限定リリース。rec&mixは鈴木健太が行なった。
4/1には下北沢近道にて、『KEEP ON!』リリース記念ワンマンLIVE を開催。終演後には対面でのサイン会をコロナ禍以前以来、3年ぶりに行なった。また同日夜公演には鈴木健太の誕生日イベントをFCイベントとして開催した。

4月29日 昨年9月に開催予定で台風のため延期となった「掛川ピクニックコンサート」の延期公演を開催。コロナ禍が終息に向かう世の中の雰囲気、ゴールデンウィークの初日、という開放的な雰囲気の中での野外コンサート。約500人弱の動員を記録した。予想以上の動員に対する準備が間に合わずてんやわんやの開催となり、運営サイドとしては至らぬ点が多かったが、優しいファンに救われた。この公演も中学生以下へ2000円のキャッシュバックを行なっていたが、なんとキャッシュバック件数が約100件にのぼり、その金額の大きさに肝を冷やした。

5月 わたなべだいすけの個展「everyday people」を東京、三島、大阪にて開催。ニコルズのデザインの中心となるイラストをずっと書き続けているわたなべだが、コロナ禍にアクリル絵の具による制作をライフワーク的にスタート。たくさん描きためた作品をせっかくだからたくさんの人に見てもらい、というコンセプトで、わたなべの誕生日に合わせて東京からスタート。わたなべ在廊時にはシルクスクリーンのプリント実演販売や弾き語りライブも行った。この個展は大好評を博した。

6月17日 シンガーソングライター関取花をゲストに迎え、「ライク・ア・レディオ vol.2」を下北沢近道にて開催。夜公演にはFC限定イベントとしてWAY25radio公開収録と、リクエストライブを行った。

6月24-25日 静岡県の人気洋菓子店キャトルエピスとの合同イベント「ニコルエピス文化祭」を24日にキャトルエピス富士店、25日にキャトルエピス静岡店にて開催。ニコルズの二人による喫茶店「喫茶グッデイ」をキャトルエピス店内にそれぞれ一日限定オープンし、わたなべによる「のりトースト」、鈴木による「バターチキンカレー」、キャトルエピスによる限定メニューを提供、わたなべ&鈴木が店員としてお店に立った。完全予約制で行ったが、予約は受付開始からあっという間に埋まり、夕方から行ったスペシャルライブも両日とも満員御礼となった。

7月 全国各地でツアーではなくワンマン公演を行うライブシリーズ「ふらっとあいに行こう!」の第一回を7/1に浜松窓枠にて開催。元々はもっと早いタイミングからコンスタントに行う予定で、このライブシリーズの開催自体は告知していたが、他スケジュールとの兼ね合いなどでなかなか開催ができず、ようやく7月になって開催が実現。続いて7/16には札幌musica hall cafeにて行ったが、8月からはツアーがあるためにまたしばらくお休みとなる。

7月23日 鈴木健太がニコルズ加入前に、元メンバーの岡田梨沙と共に参加していたバンド「モノノフルーツ」が一日限りで復活。よく出演していた新宿紅布のイベントにてライブを行った。

7月29日 「ライク・ア・レディオ vol.3」を下北沢近道にて開催。ゲストは以前よりニコルズ大好きを公言している芸人の池田直人(レインボー)。同日夜にはFCイベント「ニコルズサマーパーティー」を開催。新作の試聴会、ニコルズのサマーソングライブや、リクエストライブ、わたなべだいすけによる「怖くない階段話」、鈴木健太による「お試しKenta’s Music Base」(鈴木がマンスリーで開催しているレコード主体イベントのお試し版)を行った。

8月8日 ミニアルバム『EVERGREEN』をGOODDAY RECORDSよりリリース。オリジナル・スタジオアルバムとしては4年ぶりとなる作品で、わたなべ&鈴木の二人のみの楽曲とバンド編成での楽曲での全6曲。レコーディングには、元メンバーであり現在はバンド編成でのライブサポートメンバーでもある岡田梨沙(dr)をはじめ、バンド編成のライブではお馴染みとなった、谷口雄(key)、とまそん(bass)が参加。さらに新しく元ORESKABANDのTomi(bass)も参加し、今後ライブサポートの定番の形が出来上がる。エンジニアには「ボクのうた」以来久しぶりに古賀健一を起用。マスタリングはグラミー賞受賞経験もあるニューヨーク在住のRyoji Hataが行なっている。
8/8の0時より配信リリース、サブスク全解禁され、CDはライブ会場とONLINE SHOP限定での発売。様々なグッズなどをセットにした「SUPER DELUXE EDITION」も発売した。

8月12日 2022年9月、2023年3月開催に続き、「Rihwaとニコルズ」PART3を渋谷Spotify o-nestにて開催。

8月20日 『EVERGREEN』リリース記念ワンマンツアー2023「笑えるように」が、名古屋ell FITS ALL公演よりスタート。バンド編成3公演(名古屋、大阪、東京)、二人編成10公演の合計13公演のツアー。

9月9日 『EVERGREEN』リリース記念ワンマンツアー2023「笑えるように」のバンドセット東京公演を、9/9のメジャーデビュー記念日プレミアム公演として、渋谷PLEASURE PLEASUREにて開催。


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